薬剤室
薬剤室について
薬剤師13名、助手2名の体制で『安全な薬物治療を支援すること』を基本に主に入院患者さんに対する治療の支援を行っています。調剤室だけでなく各病棟に薬剤師を配置し、患者さんの近くで治療のお手伝いをしています。
また、ほぼ全ての薬剤師がチーム医療にも積極的に参加しています。
NST(栄養サポートチーム)、緩和ケア委員会、感染対策委員会、褥瘡対策委員会、クリニカルパス部会など、他の職種と連携しながら薬剤師として専門知識を生かし活動しています。
患者さんが安心してお薬を飲めるために
患者さんが飲みやすいように薬は一包化で調剤し、散剤も名前や服用方法を印字しています。退院時には、お薬の説明書(薬の名前、形や色、飲み方、効能、副作用、注意事項他を印刷した文書)をお渡ししています。
適正に医薬品を使用できるように様々な業務を分担して行っています
調剤
医師の処方オーダーに基づき、飲み合わせの悪い薬や重複している薬が無いか等のチェックを行い安全に入院患者さんが薬を服用できるように調剤をしています。注射調剤
医師の注射オーダーに基づき、患者さん毎に注射薬を取り揃えて病棟へ払い出しています。注射剤は数種類を配合して使用することがあります。混ぜてはいけない組み合わせの確認や、投与量、投与速度等の確認を行います。注射薬混注業務
平成25年8月~抗がん剤の無菌調製開始平成26年4月~TPN無菌調製開始
より安全な薬物治療に貢献しています。
病棟業務
病棟に担当薬剤師を2名ずつ常駐配置体制をとり、服薬指導はもちろん、医師へ処方提案や看護師と情報交換を行い、医療チームの一員として活動しています。 担当薬剤師は入院中の患者さんのベットサイドで薬に関する説明、相談を行っています。患者さん一人ひとりの薬に関する情報をまとめた服薬指導記録を作成し、飲み合わせの悪い薬や重複している薬が無いか等のチェックを行っています。ご不明な点があればいつでも薬剤師にご相談ください。持参薬管理業務
当院では入院後も患者さんが同じ薬を飲めるように他院で処方された薬(持参薬)を使用しています。入院時に現在服用中の薬をすべて持参していただき、その内容を薬剤師が確認します。医師の指示により継続して服用する薬と中止する薬を分けて安全に薬が使用できるようにしています。お薬手帳やお薬の説明書があれば、入院時にお持ちください。医薬品情報管理業務
お薬に関する最新の情報を入手、整理し、医療スタッフや患者さんに必要に応じて提供します。 また、医薬品情報管理室では様々なオリジナルデータベースソフトを作成し、情報管理に役立てています。済生会小樽病院 薬剤室スタッフ一覧
担当 | 氏名 | 認定・専門資格 |
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薬剤室長 | 上野 誠子 | 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 日本アンチドーピング機構 スポーツファーマシスト 介護支援専門員 |
課長 | 鈴木 景就 | 緩和薬物療法認定薬剤師(日本緩和医療薬学会) 麻薬教育認定薬剤師(日本緩和医療薬学会) NST専門療法士(日本静脈経腸栄養学会) 認定実務実習指導薬剤師 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 日本病院薬剤師会 生涯研修認定薬剤師 |
係長 | 木島 紀子 | |
係長 | 松田 浩紀 | |
主任 | 小野 徹 | 抗菌化学療法認定薬剤師(日本化学療法学会) 感染制御認定薬剤師 認定実務実習指導薬剤師 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 |
主任 | 一野 勇太 | 腎臓病薬物療法認定薬剤師(日本腎臓病薬物療法学会) 認定実務実習指導薬剤師 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師 |
薬剤師 | 笠井 一憲 | NST専門療法士(日本静脈経腸栄養学会) 健康食品管理士 腎臓病薬物療法単位履修修了薬剤師(日本腎臓病薬物療法学会) 認定実務実習指導薬剤師 日本病院薬剤師会認定指導薬剤師 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師 日本アンチドーピング機構 スポーツファーマシスト 介護支援専門員 JPALS認定薬剤師(日本薬剤師会) |
青木 有希子 | 糖尿病薬物療法准認定薬剤師(日本くすりと糖尿病学会) 日本糖尿病療養指導士 高血圧・循環器病予防療養指導士(日本高血圧学会・日本循環器病予防学会) 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 |
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村川 麻里子 | 日本糖尿病療養指導士 認定実務実習指導薬剤師 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師 |
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中村 圭介 | 老年薬学認定薬剤師(日本老年薬学会) 日本病院薬剤師会認定指導薬剤師 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 日本アンチドーピング機構 スポーツファーマシスト |
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芦名 正生 | 外来がん治療認定薬剤師(日本臨床腫瘍薬学会) 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 |
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佐渡 望 | 高血圧・循環器病予防療養指導士(日本高血圧学会・日本循環器病予防学会) 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師 |
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又村 健太 | ||
助手 | 西野 純子 | |
茂野 美奈子 |
研究・発表 実績
演題名 | 発表者・共同発表者 | 学会名 | 年月日 | 場所 |
高用量フェンタニル貼付剤使用患者に対し、オキシコドン注射へのオピオイドローテーション、鎮痛補助薬の追加により疼痛緩和がはかれた1例 | 鈴木景就、石渡明子、柴田麻里子、山中佑香、明石浩史、茶木良、木村雅美、水越常徳 | 日本緩和医療薬学会年会 | 2014.10.5 | 松山市 |
当院における糖尿病薬の使用状況と低血糖について | 青木有希子、上野誠子、鈴木景就、小野徹、水越常徳 | 第3回 日本くすりと糖尿病学会学術集会 |
2014.11.2 | 福岡市 |
当院における緩和ケアチームの現状と問題点 | 鈴木景就 | 第4回 小樽・後志緩和医療研究会 |
2014.8.30 | 小樽市 |
疼痛管理(非がん性疼痛) | 柴田麻里子、鈴木景就、佐々木梨絵、松倉瑞希 | 第9回 日本緩和医療薬学会 |
2015.10.2 | 横浜市 |
バンコマイシン投与患者における薬剤師介入、非介入例での腎機能障害発現率についての検討 | 一野勇太 | 第9回 日本腎臓病薬物療法学会 |
2015.10.24 | 仙台市 |
フェンタニル貼付剤の継続使用が困難な症例における要因の検討 | 鈴木景就、石渡明子、柴田麻里子、木谷友洋、明石浩史 | 第9回 日本緩和医療薬学会 |
2015.10.3 | 横浜市 |
閉塞性動脈硬化症による疼痛にアセトアミノフェンが有効だった一例 | 柴田麻里子、鈴木景就、佐々木梨絵、松倉瑞希 | 第9回 緩和医療薬学会 |
2015.10.4 | 横浜市 |
病棟薬剤業務実施加算算定に伴い開始した病棟薬剤師・DIミーティングの実施と病棟薬剤師による介入事例 | 鈴木景就、小野 徹、柴田麻里子、中村圭介、芦名正生 佐々木梨絵、寺嶋 望、青木有希子、一野勇太 |
第25回 日本医療薬学会年会 |
2015.11.23 | 横浜市 |
多剤耐性緑膿菌による複雑性尿路感染症に対する治療の一例 | 一野勇太、小野徹 | 第67回済生会学会 | 2015.2.15 | 福岡市 |
当院骨折患者における糖尿病治療薬の傾向 | 柴田麻里子 | 第67回済生会学会 | 2015.2.15 | 福岡市 |
病院内に設置されたがん診療推進部門における薬剤師の果たす役割 | 鈴木景就、柴田麻里子、芦名正生、石渡明子、明石浩史、木村雅美 | 日本臨床腫瘍薬学会2015 | 2015.3.15 | 京都市 |
バンコマイシン投与量設定に対する薬剤師介入の有用性についての検討 | 小野 徹、一野勇太、柴田麻里子 | 第62回 北海道薬学大会 |
2015.5.17 | 札幌市 |
回復期リハビリテーション病棟での病棟薬剤師業務における内服管理への取り組み | 中村圭介、有吉直充 | 第57回 全日本病院学会in 北海道 |
2015.9.13 | 札幌市 |
ペン型インスリン注入用注射針の使用感の比較と各済生会支部での採用品目の実態調査 | 佐々木梨絵、青木有希子、水越常徳、上野誠子、 鈴木景就、小野 徹、 笠井一憲、一野勇太、 柴田麻里子、中村圭介、 芦名正生 寺嶋 望、 又村健太、松倉瑞希 |
第68回 済生会学会 |
2016.2.28 | 大阪市 |
持参薬調査から得られた服薬コンプライアンス低下の要因 | 寺嶋 望、鈴木景就、柴田麻里子、中村圭介、芦名正生、佐々木梨絵、一野勇太、又村健太、松倉瑞希 | 第68回 済生会学会 |
2016.2.28 | 大阪市 |
PS低下患者に対してPanitumumab単独投与で疼痛緩和が図れた1例 | 芦名正生、鈴木景就 | 日本臨床腫瘍薬学会学術大会 2016 |
2016.3.12 | 鹿児島市 |
病棟薬剤師・DIミーティングの開始と病棟薬剤師による介入事例 | 鈴木景就 | 後志病院薬剤師会 | 2016.3.2 | 小樽市 |