専門・認定看護師
緩和ケア認定看護師
2008年に緩和ケア認定看護師となり2013年に当院に着任しました。院内はもとより、小樽後志地域の緩和ケアの推進に努めてきました。患者さんが少しでも穏やかな気持ちで、安全に、安心して治療を受けることができるように心がけています。また、治療中には、がん患者さんを支えるご家族も様々な不安を感じておられます。患者さん、ご家族の全人的なつらさに寄り添い、その人らしさとは何かを常に考えながら、CureとCareどちらも大切にできる看護師でいられるよう、今後も自己研鑽していきます。また、がん看護を次世代の看護師に繋いでいくことも認定看護師としての役割です。知識や技術のみならず、看護の楽しさ、やりがいを伝えられるよう努力していきたいと思います。
緩和ケア認定看護師 石渡明子
緩和ケアはがんと診断されたときから行うケアです。患者さんや家族の身体的な苦痛や精神的な苦痛を全人的に捉え、少しでも苦痛が緩和されるように関わっています。
住み慣れた地での療養を希望され、当院の緩和ケア外来を受診されている方も多くいます。患者さんや家族が希望される生活や住み慣れた場所での生活が成されるように地域医療との連携にも力をいれていきたいと考えています。
療養の場が家でも、病院でも、どこにいたとしても「その人らしく、自分らしく生活すること」が出来るように看護ケアを実践していきたいと考えています。
緩和ケア認定看護師 藤原 大地
感染制御実践看護師
私はチーム発足時よりメンバーとして携わっておりますが、更なるスキルアップを図るため、病院とスタッフの協力のもと、昨年5月から半年間、東京医療保健大学大学院の講座を受講し、感染制御実践看護師の認定を取得致しました。
病院内の感染対策は、患者さまは勿論、当院に関わる全ての方々を感染から守ることが基本となります。
これからも知識と経験を積み、そして全国に広がる講座のネットワークを活用しながら、患者さまと職員を感染から守れる、安全な環境が提供できるよう努めてまいります。
認知症看護認定看護師
2019年に認知症看護認定看護師となり、2023年より当院に勤務しています。
勤務している地域包括ケア病棟(4B病棟)は、急性期治療後の在宅・社会復帰やそのためのリハビリ、患者さんが在宅で生活するための準備を進める役割があり、認知症のある患者さんも入院されます。認知症のある患者さんは認知機能の低下により、自分の思いを他者に伝えにくくなる事があるため、退院するための沢山の選択を支援する必要があります。入院期間を通して、患者さんが教えてくださることを聞き感じ、その物語を知り、その人らしく生きていくための支援をする考え方を基に、入院中や退院後にその人らしく生活できるよう、一緒に考えることを大切にしています。
認知症になっても変わらないといわれる長年築いてきた価値観や信念、生活習慣など、その人の変わらぬ本質に着眼し、持てる力や意思が尊重され、主体的な生活を営むことができるようなケアを目指しています。